18 September

<2005年9月南イタリアへ>9月18日(2日目)

朝5時くらいに目が覚めた。外は少し雨のよう。気になっていたスーツケースをもう一度確認したら、これが思っていたより重症だった。大丈夫だと思っていた衣類も結構濡れてしまっていた。とりあえず部屋のハンガーをすべて出して干した。足りないので後はベッドの上に並べるしかなかった。身体がすこし重たい。シャワーを浴びて少し元気になる。軽く朝食を済ませ、ホテルの人と少しオシャベリ。その後はチェックアウトまで、ドライヤーを使っての乾燥大会。どうにか乾いたので再パッキングして11時過ぎにチェックアウト。タクシーでナポリ空港まで戻る。

ここからは、AUTOLINEE CURRERI社のバスでソレントへ。約1時間ちょっとのバスの旅。バスは定刻通り11:30出発(チケットはバスの中で購入できます6ユーロ)。ギリギリに乗ったので、席が空いていなくバラバラに座ることに。バスは、左にヴィスピオ火山、右に海(ナポリ湾)を見ながら進む。その後、ヴィスピオ火山とはお別れして、曲がりくねった海岸沿いの道へ入る。ところどころにホテルが岸壁にへばりつく様に建っている。1時間30分くらいしてやっとソレントの中心、タッソー広場に到着。

今回泊まるのは、アパルトメント、名前はコルソ・イタリア・スィート。この広場から近いらしい。今回色々準備が不十分でアパルトメントの地図を持ってくるのを忘れて、住所で捜すはめに・・・。簡単に見つかると思っていたのだが、番地が飛んでいたりして、何人かの人に聞いてやっと辿りつくことができた。が、そこは旅行会社のオフィスの様。確かにアパルトメントの名前は書いてあるのだが、人がいない。そう、シエスタの時間に入ってしまったのです。現在1時30分。午後は4時30分から開くらしい。どうしたものかと考えても開けてくれるわけではなく、重いスーツケースを引き引き、どこか時間のつぶせそうな場所を捜すために、コルソ・イタリア通りから、海沿いに1本路地を入る。そこには土産物屋が沢山ならんでいる路地だった。

僕らは少し歩き小さな広場になっているところにあるカフェに席を取る。ちょうどお昼時なので、みんな美味しそうに食べていた。するとこっちのお腹もいきなり空いて来たのを実感。最初に生ビールを頼み、私はスパゲッティ・ボンゴレ、奥様はトーストを頼む。クーッ!ビールが旨い!皿にドサッと盛られて来たパスタもあまり期待はしていなかったのだが、食べてみると、美味しいじゃない!空きっ腹にビールが効いてほろ酔い気分。空は青く、ここはまさしくイタリアなのだ・・・。そう思ったら、いきなりリラックスしてしまい、白ワインも頼むことに。それとフレンチフライも一緒に。出て来たポテトは綺麗な黄金色をしている。食べてみると外はサクッ、中はモチッとして、そして軽い。旨い旨過ぎる!私たちはこれより「黄金ポテト」と命名したのでした。

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時間は思った程進まず、4時前に出る。ひょっとしたらと思いオフィスに行ってみたが、やはりいない。何かとルーズな面ばかり感じるイタリア人だが、シエスタだけは、時間通りだ。しょうがないので、後30分、タソ−広場のカフェでひと休み。4時30分になって行ってみると開いていました。早速予約確認書を見せ、チェックイン。支払いはその場で1週間分(クレジットカードで支払い)と光熱費105ユーロ、デポジット100ユーロを払いました(デポジットはチェックアウト時返却されます)。アパルトメントの入口はそのオフィスの横。大きな木のドアを鍵で開け、中へ、螺旋階段と小さいエレベーターがある。2階へ上がりまたドアがあり、鍵で開けて入ると廊下があり、そこには、3室あった。私たちの部屋はその真ん中、4号室。そこでもう一度鍵を開けて入る(合計3箇所別々の鍵)。セキュリティはバッチリ!?中へ入ると天井がとっても高い。内装も思っていたより綺麗。小さなキッチン、大きなソファーベッドがあるリビング&ダイニングと奥に寝室。横にトイレとシャワーブースと洗面台がある。窓の下は花屋さん。花屋さんを囲むように建物が建っていた。

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とりあえず、荷をほどき、衣類をハンガーに掛け、引き出しにしまい、ほっと一息。疲れと昼間のアルコールが効き寝てしまう。起きたのは8時過ぎ。水も何もないので買い出しへ。暗くなったコルソイタリアへ出ると人がいっぱい!昼間車道だったのだが、交通規制されていて、歩行者天国状態。どこからこんなに集まってきたんだろう・・・。夜は少し涼しい。一本路地を入るとお土産屋とカフェと人でここもまたいっぱい。ツーリスト・インフォメーションの場所を確認し、ちょっとお酒が飲みたくなったので、路地にある1軒のカフェへ。ここは、コルソ・イタリアより1本海沿いに入ったサン・セザレオ通り(via S. Cesareo)のちょうどその教会の前の広場にある「モナリザ」。大きなパラソルを何個か使って広場を席で埋め尽くしている。私達は、ツナサラダ、生ハムとパルミジャーノの盛り合わせ、ムール貝のトマトソース煮を頼み、ワインを赤、白一本ずつ飲んだ。夜は生演奏があるらしく、女性がシンセを演奏しながら歌っていた。決して上手とは言えず、拍手もまばら。途中流しのバンドが入って大盛り上がりになるが、その後でも彼女は歌い続ける。専属なのだろうか・・・。彼女はこのカフェのオーナーの娘なのだろうか・・・。想像は膨らむ。しかし、下手と言いながらこの歌姫の歌声を聞きに、滞在中何度か来てしまうことになるのである。

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11過ぎほろ酔い加減で部屋に戻りそのママ寝てしまい、2日目が終わるのでした。
20:10:00 | canerossa | No comments | TrackBacks

17 September

<2005年9月南イタリアへ>9月17日(1日目)

待に待ったイタリアへ!
今回は南イタリア、ソレントのアパートに住みながらじっくり味わう10日間の旅。

8:49品川発の成田エクスプレス13号で出発。連休がつづくからなのか、ほぼ満席。成田空港第1ターミナルに着いて、新調したスーツケースを預け身軽になる。11時少し前に出国し、妻はタバコを購入するためデューティーフリーへ。待っていたら、知らないおばさんに「あなた、日本人?」と聞かれる。「そうです」と応えると、時計のディスプレイの前に連れていかされ、時計を買いたいので選んでほうしいとのこと。旅先に息子か誰かいるのだろうか?ひょっとしたら、僕位の年かっこなのだろうか?相手はサラリーマンらしい。会社へしていけるのを選んでくれとのこと。本当はどんな人なのか、良く聞いて答えたかったのだが、おばさんも急いでいる様子。最終的に2つに絞られどちらが良いか判断を迫られ、迷わず僕ならこっちと伝えるとあっさりそれに決定。よかったよかった。

今回のエアーはJALとアリタリアの共同運航(機体はアリタリアB777)。定刻通り11:45成田空港を飛び立つ。これから長〜い12時間30分の空の苦痛。1時間位して食事が出された。僕の前でイタリアンはなくなり、強制的に和食に。献立は牛肉のアスパラ巻きとまぜご飯、野菜サラダ。妻と交換したスモークサーモン。それとパン。白ワイン(185ml)をもらう。毎日ボトル2本を空けている私たち夫婦にとってこのチビボトルでは飲んだきになれない。すかさず赤ワインを2本もらい。途中もう2本もらう。(合計6本)到着1時間前には、ハムと野菜の炒めもの、パンが出る。

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空港内の広告。海外へ来るとおもしろい広告に出逢う。

飛行機は無事ローマ空港に着陸。外は今にも雨が降りそうな天気。ここでナポリ行きに乗り換えるため、4時間近くのトランジット。空港は意外に広くあっちこっち歩いてまわったが、一向に時間は前に進まない。途中お腹が減って、ピッツァ・マルゲリータの切り売りを食べる。味については・・・。そのうち、そらから雨が、そして土砂降りになる。(このことが後で悲劇をもたらすことに・・・)

定刻通り飛行機はローマを飛び立ち55分後、ナポリ空港へドスンッ!と言う音とともに着陸。なぜか一部のお客から拍手が。久しぶりに見る光景だ。すっかりナポリも雨。夜の11時を過ぎている。空港から、タクシーで今日泊まるチャーミング・インターナショナル・ホテルへ。明朝もう一度空港へ戻り、ソレント行きのバスに乗るため、空港から一番近いこのホテルを選んだ(ネットで予約)。

ホテルに無事チェックイン。もうくたくた。味噌汁の1杯でも飲んで寝ようと思ったのだが、お湯もコップもない。あきらめて、今度は小さいスーツケースを開けてみたらビックリ!!何と中が濡れているではないか!辞書や妻の化粧入れはビショビショ。もう一つのスーツケースも開けてみるが、こちらはそうでもなさそう。旅行するたび、何かしらある。今回は大丈夫と思っていたのにこれである。とりあえずひどいものだけ外に出し、寝る。疲れた時は寝るしかないのだ。寝て起きれば元気もでるだろう・・・。それではおやすみなさい。(こうして1日目は過ぎて行きました)
22:00:00 | canerossa | No comments | TrackBacks